旅人に花を。
2020年6月19日。
7年近く追いかけた4人のNEWSが、3人になった。
普段落ち込むことが少ない私でさえ、珍しく落ち込んだ。
アイドルとしての彼らに、好きとか付き合いたいとかいう不安定な概念なんてとっくに超えてて、
ほとんど私の一部、人生そのものだったんだなって、辞めてから実感した。
(だから週刊誌で女と撮られてもどうとも思わなかったのか〜〜‼️💡)
辞めたこと自体は、夜の部活が終わってTwitterを開いたらTLが手越くんの話題で埋まってて退所を知った。
意外と最初は実感がなかったのか
「あぁ、そうなんだ。手越くん、やめたんだ。」
くらいにしか思わなかった。
手は震えてたけどね。
でもそれ以上でも以下でもなかった。
ただ、次の日朝起きて
嫌味のように雲ひとつない快晴が広がるのを見て、
あ、これ現実なんだ、もう手越くんはNEWSじゃなくて、増田くんの隣で綺麗な高音を歌う人はいないんだ
って真っ正面から突きつけられた感じがして
今までNEWSと過ごしてきた時間が自分でもびっくりするくらい鮮明にフラッシュバックして
涙が止まらなくなった。
ぐるぐる自分の中で渦が巻いて、回顧が始まった。
その回顧は、好きになったのは中学生の頃だったなぁって大昔のことからで。
受験でずっとNEWSの歌に励まされてきたこと
高校時代はひたすら夢中で追いかけたこと
失恋したときはtwinkle starの手越くんの笑顔ずっと見てたなとか、ピアスも特徴ある手越くんと同じ位置がいいって右2左1で開けて、携帯のパスコードもずっと4人の再始動日で、iphone手にしてから今まで一回も変えたことないなーとか。
だいたい遊ぶ友達はオタクだったし。
もう戻れないくらい生活の細かいところまで入り込んでたことを思い知った。
そのなかでも1番の思い出はなんだろうって考えたときに、真っ先に思い浮かんだのは
私が高校2年生のときにNEWSがメインパーソナリティを務めた24時間テレビ。
日陰を歩いてばっかりだった4人のNEWSが、やっと世間の注目を浴びることになった。
毎日夢みたいにテレビをジャックする姿を見るのは本当に嬉しかった。
その年のテーマは「愛」
ファンに対していつもダイレクトな言葉で愛を伝えてくれるNEWSにぴったりなテーマだった。
待ちに待った当日、オープニングで「愛は勝つ」を歌いながら4人で力強く階段を降りてくるNEWSの姿がなんだか誇らしくて、心から嬉しくて
人のためにこんなに感情を消費できるんだって号泣しながらどこか冷静に自分で感心してた。
同時に、やっと4人のNEWSが世間に認められて、もっともっと活躍して羽ばたいていくんだろうなって確信した瞬間でもあった。
本当に嬉しかったなあ。
これからも4人のNEWSはずっと当たり前に続くと思ってた。
NEWSと一緒にまだまだやりたいことがたくさんあった。
毎年春ごろ必ずやるツアーで1年間また頑張る力をくれるんだろうなって。次はどんな洋服着て行こうかな、どんな団扇作ろうかなって。
コンサートが好きだから、色んなジャニーズのを見に行ったけど、どこもかっこよくてキラキラしてるんだけど、結局NEWSが1番なんだよなあって勝手に満足していつも帰ってきてた。
心が追うから推しって言葉を噛みしめてた。
NEWSのライブ前はやっぱり特別で、あの高揚感は毎回他では感じることのない感情だったな。
手越くんのことは、この人は他人の悪意に晒されて何度泣かされるんだろうって思ってた。
もっと周りにいるファンとかメンバーとか、1番近くで見てくれる増田くんのことを大事にしなよって。
でも、手越くんは自分を好きって言ってくれる人には、いつも全力の好意で返しちゃうような人だったもんね。
優しくて素直で真っ直ぐであったかくて、そんなところが彼の良いところだったなあ。
ジャニーズに入って、NEWSになって、アイドルという仕事を今まで選び続けてくれて本当にありがとう。
4人のNEWSが見せてくれた景色が大好きでした。
4人が努力でここまで這い上がったこと、心から尊敬しています。
私の青春の全てでした。
僕の人生は僕だけじゃなくてファンのものでもある、ってよく言ってた手越くん。
これからは自分だけの人生を思いっきり生きてね。
手越くんが見るこれからの景色が、どこよりも自由で鮮やかに広がる、美しい景色でありますように。
改めて17年間という長い旅路、お疲れ様でした。